今日はAFスピードの比較です。
結論から言うと、新型(EF300mm f2.8 L IS II USM)のAFスピードは必ずしも先代(EF300mm f2.8 L IS USM)より速くはありません。
でも、EF1.4X III装着時には旧型よりも速く、単体使用時からの速度低下もほとんどありません。
飛びものを撮る時は1.4Xテレコンを使用することが多いので、これはありがたいです。
測定に使用したカメラボディはEOS 1D Mark IV、エクステンダーはEF1.4X IIIおよびEF2X IIIです。
レンズにセンサーを貼り付けて作動音をPCで録音し、AF駆動音が鳴り始めてから合焦音が鳴るまでの時間を測定しました。結果は以下のとおりです。
2X使用時の新型で2.5m→4mの合焦時間が異常に長いですが、これは一旦2mまで逆方向にサーチし、それから順方向にサーチしてから合焦しているせいです。
先代の最短撮影可能距離は2.5mですが、新型は2mになっています。2mから2.5mへのAFリングの回転角は結構大きいので、サーチに長い時間がかかっています。